葉巻用語辞典
この研究室が観測してきた 24語 を五十音順にまとめました。引きたい言葉を選ぶか、上のインデックスから探してみてください。

か行3語
機械巻き
器具きかいまきMachine-Made Cigar
職人の手作業ではなく、機械で量産される葉巻です。細かく刻んだショートフィラーが使われることが多く、プレミアムシガーに比べて安価で、味わいも均一になりやすいとされています。シガリロやドライシガーの多くがこの製法です。
キャップ
器具きゃっぷCap
ヘッドの先端に貼られた小さなラッパーの切れ端で、ラッパーがほどけないように留める役割を持ちます。カットする際は、この縁(キャップライン)を残すように切るのが基本とされています。
ギロチンカッター
吸い方・技術ぎろちんかったあGuillotine Cutter
葉巻のヘッドを水平に一直線でカットする、もっともオーソドックスなカッターです。中央の穴にヘッドを差し込み、両側の刃をスライドさせて切断する仕組みで、断面を大きく取りやすく吸いやすいため、初心者にもすすめられています。
さ行3語
シガーバー
店・文化しがあばあCigar Bar
葉巻愛好家が集い、ゆったりと葉巻を楽しむための専門のバーです。専用のヒュミドールを備え、スタッフが葉巻の選び方や着火の作法、酒とのペアリングなどをアドバイスしてくれる店も多く、近年は初心者にも間口を広げています。
シガリロ
器具しがりろCigarillo
紙巻きたばこほどの大きさの、小型で気軽に楽しめる葉巻です。ショートフィラーを使った機械巻きが主流で、温湿度管理やカットが不要なため、10〜15分程度で手軽に楽しめる点が魅力とされています。
ショートフィラー
器具しょおとふぃらあShort Filler
タバコの葉を細かく刻んで使うフィラーです。機械巻きの葉巻やシガリロ、ドライシガーなどで多く使われ、ロングフィラーに比べて製造コストを抑えやすい一方、喫味の変化はやや単調になりやすいとされています。
た行3語
チャーチル
器具ちゃあちるChurchill
長さ178mm(7インチ)前後、リングゲージ47程度の細長い大型ビトラです。名称は葉巻を愛したことで知られる英国首相ウィンストン・チャーチルにちなむとされ、じっくりと長い喫煙時間を楽しめるサイズとして知られています。
ドライシガー
器具どらいしがあDry Cigar
機械巻きで作られる、比較的太めで吸い応えのある葉巻です。細かく刻んだ葉をフィルターに複数枚使うため煙が濃厚になりやすく、産地や熟成にこだわるプレミアムシガーに比べて、日常使いしやすいシガーとして親しまれています。
トロ
器具とろToro
ロブストよりもやや長く太めに作られる人気のビトラです。リングゲージ50〜54程度、長さ150mm前後の製品が多く、太さゆえに味わいの変化をゆったりと感じやすいサイズとして近年多くの銘柄で定番化しています。
は行10語
バインダー
器具ばいんだあBinder
ラッパーの内側でフィラーを束ね、葉巻の形を保つ役割を持つ葉です。タバコの木の下部に育つ「ボラド」と呼ばれる葉が使われることが多く、見た目より丈夫さが重視される部分です。
ハバノス
店・文化はばのすHabanos
キューバ産葉巻の輸出・ブランド管理を担う国営企業、およびその公式認証を受けたキューバ産葉巻を指す呼称です。海外では単に「キューバ葉巻(キューバンシガー)」と呼ばれることも多いですが、正式にこの名を名乗れるのはハバノス社が管理する製品に限られます。
パンチカッター
吸い方・技術ぱんちかったあPunch Cutter
葉巻のキャップに小さな丸い穴を押し込んで開けるタイプのカッターです。切り落とす部分が少なくコンパクトで携帯しやすく、ヘッドやラッパーがほどける心配が少ないため、乾燥ぎみの古い葉巻にも使いやすいとされています。
ビトラ
器具びとらVitola
葉巻の長さ・リングゲージ・シェイプを組み合わせた規格名の総称です。市場向けのわかりやすい呼び方「ポピュラーネーム」と、工場内の生産管理で使う厳密な「ファクトリーネーム」の2種類があり、ロブストやチャーチルといった名称もこのビトラにあたります。
ヒュミドール
器具ひゅみどおるHumidor
葉巻を最適な状態で保管するための木製の保管庫です。スペイン杉などを内張りに使い、加湿剤や湿度計で庫内の温度・湿度を一定に保つことで、乾燥によるラッパーの破損や香りの劣化を防ぎ、じっくりとした熟成も助けます。
Vカッター
吸い方・技術ぶいかったあV-Cutter
葉巻のヘッドにV字型の切れ込みを入れるカッターです。キャップの丸みを残したままカットできるため吸い口が小さくまとまり、香りが凝縮された吸い心地になりますが、ハバノスの公式ガイドでは積極的にはすすめられていません。
フィラー
器具ふぃらあFiller
葉巻の中心を成す、味わいを決定づける葉の束です。複数の産地・品種の葉をブレンドすることで香りや強さが決まり、葉の刻み方によって「ロングフィラー」と「ショートフィラー」に大別されます。
フット
器具ふっとFoot
葉巻の着火する側の端を指します。喫煙を始める際は、まずこのフット全体に均等に炙りを入れてから火をつけるのが基本の作法とされています。
ヘッド
器具へっどHead
葉巻の吸い口側の端を指します。先端にキャップが施されている部分で、シガーカッターで開封してから口に含んで喫煙します。
ま行1語
マデューロ
フレーバーまでゅうろMaduro
ラッパーの色分類のうち、黒に近い濃い褐色のものを指します。ラッパーの色は「オスクーロ/マデューロ/コロラド・マデューロ/コロラド/コロラド・クラロ/クラロ/カンデラ」の順に明るくなっていきますが、色の濃淡そのものが喫味の強さや良し悪しを示すわけではないとされています。
ら行4語
ラッパー
器具らっぱあWrapper
葉巻のいちばん外側を包む、ごく薄い一枚の葉です。見た目の美しさや色合いを左右する装飾的な役割が中心で、色の濃淡そのものが喫味の良し悪しを直接示すわけではないとされています。
リングゲージ
器具りんぐげえじRing Gauge
葉巻の太さを表す業界標準の単位です。64分の1インチを1として数値化されており、たとえばリングゲージ50なら直径は約19.8mmになります。長さとあわせてビトラ(規格名)を構成する基本要素のひとつです。
ロブスト
器具ろぶすとRobusto
太めで短めに作られる代表的なビトラのひとつです。リングゲージ48〜54程度、長さ100〜130mm前後の製品が多く、濃厚な香りを比較的短い喫煙時間で楽しめることから、初心者からベテランまで幅広く支持されています。
ロングフィラー
器具ろんぐふぃらあLong Filler
タバコの葉を一枚のまま、または大きくちぎった状態で使うフィラーです。手巻きのプレミアムシガーに用いられることが多く、葉の繊維に沿って空気が通るため、喫味の変化をゆるやかに楽しめるとされています。
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